野草薬草館の野草レシピ🌱「たんぽぽ」

毎日の暮らしにおばあちゃんの知恵を…

自然豊かな鹿児島県伊佐市・さつま町には豊富な野草薬草が自生しています。そして地元では野草薬草を毎日の暮らしに取り入れ怪我や病気などの健康維持に活用してきました。しかし残念なことに時代の流れとともに薬草文化もいつしか姿を見ることが少なくなってきました。私たちは身体にやさしい取り組みのひとつ野草薬草を活用する為に「おばあちゃんの薬箱・伊佐薬草の杜」「野草薬草館」「野草庵」「箸休めの宿・とまり木」そして堺市中区「ナチュラルガーデン」等とも繋げ、野草を身近に活用することを目指します。

たんぽぽ

女性ホルモンを活発にし、お肌もキレイに♪
花びらを散らしたサラダなんて、いかがですか?

たんぽぽのきんぴら

【材 料】(4人前)
・たんぽぽの葉・花(葉が柔らかくて美味しい)や根も
・人参…1/4 
・こんにゃく…1/4 
・ピーマン…1個分
・黒ごま少々
・酒、みりん、濃口醤油…各小さじ1
・オリーブ油又はサラダ油少々

【作り方】
① たんぽぽの葉を洗い、縦の千切りにしておきます
② 人参・こんにゃく・ピーマンも同じようにやや粗めの千切りにします
③ フライパンに油を入れ高温にし、先に②の材料を炒めます
④ ツヤっと炒めたら①を入れ、酒・みりん・醤油で味を整える
⑤ 仕上げに黒ごまを少々ふりかけ、完成!

※硬い食材から炒めるのがポイント
※ピーマンの緑が映えるように、最後にさっと炒めるといい

野草のことを知ろう♪

一日15gほどを煎じて服用すれば強壮剤になり、消化不良や乳汁不足などに効果があります。整腸や、発熱、解熱、胃炎、便秘、痔、肝臓病、寝汗、喘息、貧血症など効果があるようです。熱風邪、特に子どもにもよいです。カリウムを大量に含むので、むくみがきになる方に効果的です。
英語名は『ダンディライオン』といい、小さいライオンに見えてとても可愛らしいですね。
たんぽぽの根っこはコーヒーの味がするそうです。

◯ 名  称…たんぽぽ
◯ 分  類…キク科タンポポ属
◯ 旬の時期…3月~4月
◯ 利用部位…葉、根、花
◯ 注目効果…整腸や、発熱、解熱、胃炎、便秘、痔、肝臓病、寝汗、喘息、貧血症、熱風邪、婦人病
◯ 利用形態…薬用、食用、酒用、茶用
◯ 生育場所…日当たりのよい原野、路傍、防波堤などに自生
◯ 食べ方例…根から花まで食べられる、サラダ、天ぷら、コーヒー、お茶、炒め物