野草薬草館の野草レシピ🌱「よもぎ」

毎日の暮らしにおばあちゃんの知恵を…

自然豊かな鹿児島県伊佐市・さつま町には豊富な野草薬草が自生しています。そして地元では野草薬草を毎日の暮らしに取り入れ怪我や病気などの健康維持に活用してきました。しかし残念なことに時代の流れとともに薬草文化もいつしか姿を見ることが少なくなってきました。私たちは身体にやさしい取り組みのひとつ野草薬草を活用する為に「おばあちゃんの薬箱・伊佐薬草の杜」「野草薬草館」「野草庵」「箸休めの宿・とまり木」そして堺市中区「ナチュラルガーデン」等とも繋げ、野草を身近に活用することを目指します。

よもぎ

春に旬を迎える身近な薬草です。
止血や保温作用に優れ、腹痛、神経痛にも良い効果が期待できます。

よもぎの天ぷら

【材 料】
よもぎ・小麦粉・塩

【作り方】
よもぎの葉(先端部10cmほど)をやや薄めの水溶き小麦粉の中にくぐらせて、油であげます。
小麦粉の中に塩を少し入れると、つけ汁なしで美味しくいただけます。


よもぎ味噌

【材 料】
よもぎ・白味噌・みりん・塩
イカ・山芋・鶏肉・人参

【作り方】
① よもぎは茹でて刻み、すり鉢でする
② 白味噌、みりん、塩(お好みの量)で味をつける
③ イカや山芋、鶏肉、人参などをあえると風味がでて美味しい
季節に応じた材料をあえてみるのも、楽しいですね♪

野草のことを知ろう♪

乾燥葉を煎じて飲むか、生の葉を料理して食べる。よもぎの生長点の部分だけを摘んできて、できた味噌汁に生のまま入れて食べると、目覚めスッキリ。朝から身体に力がみなぎります。丁芽3〜5つで1日に必要なミネラルがおぎなえます。1ヶ月飲み続ければ、花粉症にも効果が期待できそうです。夏は硬くなり、エグミが出るので食べる以外にお風呂に入れたり、お茶にして飲むのもおすすめです。よもぎを見ると春を想いますね。

◯ 分  類…キク科ヨモギ属
◯ 旬の時期…3~5月、種子は秋、冬は根
◯ 利用部位…新芽、茎葉、種子、根
◯ 注目効果…眼精疲労、動脈硬化、高血圧、神経痛、リュウマチ、骨粗鬆症
◯ 利用形態…薬用、食用、浴用
◯ 生育場所…山野・路傍など
◯ 食べ方例…天ぷら・ゼリー・よもぎ餅・おひたしやあえ物・スープ・柏餅