はじめての「菩提苑」体験レポート

JR堺市駅から歩いて5分ほどの便利な場所にある「菩提苑」堺本院。玄関を開けると優しいお線香の香りに包まれ、心を穏やかにしてくれます。仕事の合間をぬって来苑くださった坂本さんは、これまでお父様と祖父母様、そして愛犬の供養について悩んでいたそう。「ご供養は、ご先祖様のことを想う気持ちが大切」との言葉に熱心に耳を傾けます。


扉を開けるとお線香の香りがふわり。「この匂い、好きなんです」と坂本さん。

体験人の坂本淳子さん(左)と「菩提苑」明石亜矢子
温かなおもてなしを受け、まずは「いやしの間」でひと息。供養のあり方について話しました。


室内に掲げられた掛軸には、生み育ててくれた母に感謝する大切さが謳われています。

この「いやしの間」には来苑した方々が手づくりされた品々が随所に飾られており、心を和ませます。

今は旅立たれたご主人が、療養中に奥様のため描かれたという絵。


朝と夕、僧侶が読経を行う回向の時間に合わせて、多くの方が重複追善供養に訪れます。

重複追善供養(ちょうふくついぜんくよう)

ご自宅のお仏壇や菩提寺などでの追善供養に重ねて、ご供養すること。より深く丁寧に、故人様を偲び、ご冥福をお祈りします。

いつもご自宅でしているように、手を合わせる坂本さん。本堂はいつでもお参りができます。

菩提苑は、1階が訪れた方々の憩いの場、2階が本堂、3階が『供養心託』を承る故人様をご供養する「天空院」です。毎日本堂で回向を行うほか、写経会やさまざまな年中行事、バスツアーなど、多彩な催しも実施。参加者同士のあたたかな絆も育まれています。坂本さんもその場で「母と一緒に参加して親孝行したい」とバスツアーにお申し込み。供養と向き合うと、限りある家族との時間に感謝の念が湧いてきます。まだ菩提苑を訪れたことのない方はぜひ一度、足を運んでみませんか。


3階に上がると出迎えてくれる六地蔵について、明石がその謂れなどを説明。

供養心託(くようしんたく)

供養心託とは、ご供養の継承が難しい方のために、生前に将来のご供養を託していただくもの。ご本人が旅立たれた後は菩提苑が責任を持って、故人様の年忌法要を含む追善供養を50年間継続して行います。

本来「天空院」は供養心託を承っている方のためのお堂ですが、この日は特別にお参りを体験していただきました。


菩提苑で追善供養を体験して

菩提苑 堺本院〈苑内見取図〉

1F

2F

3F

※苑内は、屋外の喧騒を感じさせない穏やかな空気に包まれています。

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JR阪和線 堺市駅下車